■ご挨拶:学会創立50周年を前にして


理事長 石井 明

石井 明 天児慧・前理事長を「豪腕投手」と呼んだのは、小島朋之・元理事長ですが、その「豪腕投手」の下で、本学会が大きく様変わりしたのは、ご承知の通りです。さらに、本学会は来年、創立50周年を迎えます。現在、業務担当理事を中心に50周年を記念する事業の企画を進めており、この場を借りて、学会の将来についての明るい展望を打ち上げたいところですが、そうとばかりも言っていられない状況があります。
 本学会は長年、一般会員の年会費を7千円、院生会員の年会費を5千円に据え置いてきました。これが可能であったのは、勿論、財務担当理事が熱心に会費を徴収して下さったことにもよるのですが、それに加えて、本学会の監督官庁である外務省からの補助金と、本学会の活動にご理解くださる、企業を中心とした維持会員からいただく会費に依存する割合が大きかったからです。
引き続き維持会員として本学会を支えて下さっている維持会員には感謝しているのですが、最近の経済状況を反映して維持会員の数が減少し、加えて外務省からの補助金もなくなりました。機関誌の買い上げはお願いしているところですが、毎号、多くの部数を買い上げていただけるという保障はありません。
 以上のような経緯がありますので、今年度から会費を値上げ致しますが、宜しくご理解下さいますようお願い申しあげます。学会と致しましても、機関誌の販路拡大等に努め、財政が破綻しないようにするつもりです。
 つらい台所事情の話になってしまいましたが、学会の本来のあり方は研究活動を通じた切磋琢磨の場であります。業務担当理事、さらに今期からは、寄付行為にはありませんが、業務担当理事の補佐の制度をつくり、補佐にも業務を分担していただいておりますので、その補佐の方々も加え、業務にかかわる者一同、研究活動の強化を通じて、危機を突破していく所存ですので、会員の皆様のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

 2002年5月5日

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