11月8日(土) 午前の部 自由論題の研究分科会(7つの分科会)
午前9時半 受付開始: 午前10時から午後12時10分
(7つの会場:各会場 報告30分×3名、討論各10分×3の計120分、ただし、報告者4名の分科会3と5は、報告20分×4名、討論10分×4の計120分)
分科会1 台湾の産業発展
座長 トゥ 照彦(国学院大学)
*陳正達(京都大学大学院経済学研究科院生)「1980年代の台湾産業秩序政策について−石油化学工業の自己完結的体系の形成を中心に」
*赤羽淳(三菱総合研究所産業戦略研究部)「台湾TFT-LCD産業−発展の系譜」
*中原裕美子(九州大学大学院経済学府院生)「台湾のパソコン産業のOEM・ODM」
分科会2 アジアの国際関係
座長 小川雄平(西南学院大学)
*三船恵美(中部大学国際関係学部)「中ソ対立期における中国の核開発をめぐる米中関係−1961〜1966年−」
*勝間田弘(Institute of Defense and Strategic Studies)「なぜアジアの安全保障協力はインフォーマルなのか−国際規範と地域の外交」
*小林良樹(早稲田大学アジア太平洋研究科院生)「中国における対日感情の研究−世論調査結果及び背景事情の分析」
分科会3 中国現代史
座長 石原享一(神戸大学)
*高橋祐三(東海大学)「中国共産党の民主諸党派政策」
*横山政子(大阪大学文学研究科院生)「公共食堂運営からみた人民公社化過程における生産組織と家族−大躍進期黒竜江省を中心に−」
*峰毅(三井化学/日本化学工業協会)「満州化学工業の開発と新中国への継承」
*相川泰(日本学術振興会)「中国の環境問題とそれに対する取り組み」
分科会4 インドの労働市場と日本の外国人研修生
座長 柳澤 悠(東京大学東洋文化研究所)
*清川雪彦・高橋塁(一橋大学)「インド繰綿産業の発展と女子労働力の雇用−戦前農村工業としての意義」
*山田菜美子(横浜市立大学)「農村における非農業就業−インド、ウッタル・プラデーシュの事例より」
*曙光(関西学院大学総合政策研究科院生)「不況下の外国人研修生の流入を規定する諸要因」
分科会5 中国経済の構造変化
座長 山本裕美(京都大学)
*楽君傑(関西学院大学経済学研究科院生)「中国沿海地域における農村既婚女性の就業行動に関する分析−浙江省岱山県の調査データに基づいて」
*厳善平(桃山学院大学経済学部)「中国における地域間人口移動の動向と特徴−人口センサスの集計データの分析を中心に−」
*胡秋陽(神戸大学経済学研究科院生)「中国の産業構造と貿易構造−日本との比較を中心に」
*張艶(早稲田大学商学部)「高成長を維持しながら、どうして物価水準が低いのか−最近の中国経済について」
分科会6 東南アジアの行政・外交
座長 平川 均(名古屋大学)
*青木裕子(横浜国立大学エコテクノロジー・システム・ラボラトリー)「マレーシアの地方行財政制度とごみ処理−クアラルンプール市とペナン市の比較分析」
*塩谷さやか(早稲田大学アジア太平洋研究科院生)「マレーシア外交におけるEAEG構想の意義」
*美甘信吾(ロンドン大学 [SOAS] 政治学部院生)「フィリピン中央銀行改革の政治過程:1993年新中央銀行法の成立過程を中心に」
分科会7 東南アジアの経済
座長 岸 真清(中央大学)
*奥田英信(一橋大学経済学部)「エージェンシー理論によるフィリピン企業の資本構造の検討:企業属性を考慮した製造業企業の負債比率の推計」
*吉野文雄(拓殖大学)「スハルト期インドネシアの財政」
*東茂樹(アジア経済研究所)「タイの金型産業と競争力の強化――企業間取引関係の視角から」
11月8日 昼 理事会 午後12時10分から午後1時まで
11月8日(土) 午後の部 記念国際シンポジウム (担当 国分良成)
午後1時〜午後5時 一ツ橋記念講堂(500名)
一般公開です。すべての報告・討論に英語の同時通訳がつきます。
(報告20分×6名、途中休憩15-20分、3時30分から5時まで討論)
タイトル 「2001年9月テロ事件以後、アジアはアメリカをどうみているか?」
*2001年9月テロ事件以後、イラク問題、中東問題、北東アジア問題など、世界情勢は大きく変動しつつある。こうした変動の中心にあるのは、いうまでもなく「アメリカ」であり、冷戦体制終焉後の世界でイニシアチブをとっているのもアメリカである。アジア諸国はアメリカをいま、どう見ているのか。一方、アメリカはアジアをどう見ているのか。そして、日本はアメリカとアジアにどのように係わろうとしているのか。日本を含む6カ国から気鋭の研究者を招待して、記念シンポジウムを開催します。
パネリスト
1)日本 五百旗頭真(神戸大学)
2)アメリカ John Ikenberry (Georgetown University)
3)マレーシア K.S. Jomo(マラヤ大学)
4)パキスタン Mohammad Waseem(Quaed-i-Azam University)
5)韓国 文正仁(Moon Chung-In, 延世大学)
6)中国 Zha Dao-jiong (人民大学、元新潟国際大学客員教授)
* 司会 田中明彦(東京大学東洋文化研究所)
11月8日(夜) 記念式典、懇親会 (斜め向かいの学士会館本館)
*アジア政経学会賞 第1回の発表と授賞式 (石井明理事長)
*国際シンポジウム参加者の紹介。
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