2023年度秋季⼤会のご案内

アジア政経学会会員各位

2023年度秋季大会を、11月25日(土)に京都大学川端キャンパス稲盛財団記念館にて対面方式で実施いたします。今回は、7つの自由論題と2つの自由応募分科会に加えて、共通論題「グローバリゼーションとその反転:アジアの半導体関連産業の事例を中心として」を企画しています。経済のグローバル化および近年の米中の経済対立が半導体産業、世界経済および経済安全保障に与えている影響について、会員の皆様とともに議論を深めたいと考えています。また、春季大会に引き続き、懇親会も実施いたします。
多くの会員の皆様の参加をお待ちしています。

研究企画委員・秋季大会実行委員一同
〈アジア政経学会研究企画委員会〉
研究企画担当理事:林載桓(青山学院大学)、鈴木絢女(同志社大学)
研究企画委員:門闖(大阪産業大学)、和田一哉(金沢大学)
〈2023年度秋季大会京都大学実行委員会〉
中溝和弥(委員長)、岡本正明(副委員長)、伊藤正子、高橋知子、中西嘉宏、町北朋洋、三重野文晴

■大会参加申し込みフォーム(締め切り日変更
参加申し込みは、11月16日(木)までに、以下のリンクからお願いいたします。
https://forms.gle/ncSjEtkmXJTKyHXV7

■大会に関する問い合わせ先
お問い合わせは、下記の大会専用メールよりお願いいたします。
jaas-autumn[@]npo-ochanomizu.org ([@]を@に置き換えてください)

実行委員会からのお知らせ

【2023年11月25日(土) 京都大学稲盛財団記念館】
今回の大会は、京都大学川端キャンパス稲盛財団記念館が会場となります。受付は3階会場にて行いますので、正面玄関から入って右側のエレベーター、もしくは階段を使って3階会場までお越しください。
以下の諸点をお読みのうえ、ご不明の点等がございましたら、実行委員会までご連絡ください。

感染症対策
2023年5月8日(月)以降、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症に移行しました。ただし、新型コロナウイルス感染症はいまだ収束しておらず、インフルエンザも流行していることから、参加者各自の感染対策をお願いしたく存じます。

大会のペーパーレス化
従来通り、ペーパーレス化を進めるため、報告者のレジュメをまとめた大会要旨集は作成いたしません。報告要旨やフルペーパーは、学会の大会ウェブサイトをご参照ください。閲覧に必要なIDとパスワードは、会員宛てにメール配信もしくは郵送される大会案内をご確認ください。
なお、大会当日に無線LANを利用して、報告要旨やフルペーパーをご覧になる場合、京都大学ではeduroamサービスを提供しています。eduroamのアカウントをお持ちの方はeduroamを優先的にご利用ください。お持ちでない方は、当日の受付時に事務局にご連絡ください。

名札について
大会時の名札については、実行委員会がお渡しするケースに名刺をいれていただくことといたしますので、ご準備のほどよろしくお願いいたします。

昼食、休憩所、キャンパス内全面禁煙について
土曜日は最寄りの生協は営業しておりませんが、近くに飲食店がいくつかございますので、会場にてレストランマップを配布いたします。コンビニも神宮丸太町駅近くにございますので、適宜利用していただければと存じます。飲み物やお菓子は休憩室に準備いたしますが、数に限りがありますことをご了承ください。稲盛財団記念館内にも1階南側に自動販売機が設置されています。
本学はキャンパス内全面禁煙となっております(指定喫煙所はございます)。キャンパスの外周でも喫煙しないよう、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

懇親会について
共通論題終了後、3階中会議室において懇親会を開催します。懇親会費はおひとりあたり6,000円、優待・学生の方は3,000円を予定しています。参加希望者は申し込みフォームにその旨をご記入ください。当日のキャンセルはお控えいただきますようお願いいたします。

報告者へのお願い
会場ではパソコン(ウィンドウズ)およびプロジェクターを利用できます。パワーポイントなどをご利用の際は、USBなどにデータを入れてご持参ください。マックを利用される方はご自身でパソコンとコネクターをご持参ください。
資料等を配布される場合は、必要部数をコピーのうえご持参願います。当日は会場でコピー機等の利用はできませんので、キャンパス周辺のコンビニ等をご利用ください。

託児室の設置
託児サービスの利用については、事前に実行委員会に届け出をいただくことで、料金の全額を補助します。料金の見積書、ないし領収書を大会受付にご持参ください。見積書の場合は、後に領収書を大会実行委員会宛にお送りください。託児サービスへの利用申込と支払については、各自で手続きをお願いします。なお、会場でも託児室を準備いたしますので、ご利用を希望なさる際は、大会実行委員会宛にお申し出ください。

ご参考までに京都大学教員が利用している託児サービス会社として、Alpha Corporationがあります。
(https://www.alpha-co.com/)
託児サービスの事前届につきましては、jaas-autumn[@]npo-ochanomizu.org ([@]を@に置き換えてください)に11月13日(月)までにご連絡ください。その際にはメールの件名を「託児サービス利用の事前届」などとしてください。

【会場へのアクセス】
京都大学川端キャンパス稲盛財団記念館 最寄り駅:京阪 神宮丸太町駅(徒歩4分)
地図はこちら

【会場部屋割】
詳細はこちら

【大会参加申し込みフォーム】(締め切り日変更
申込の締め切りは、11月16日(木)です。会員の方は、司会・報告者・討論者など登壇者の方々も含めて以下のリンクから申し込みを行ってください。
https://forms.gle/ncSjEtkmXJTKyHXV7

非会員の方で参加をご希望の方は、11月16日(木)までにメールでご連絡ください。メールのタイトルを「大会参加希望(非会員)」としたうえで、「お名前」「ご所属」「ご連絡先E-mail」「ご参加になりたいセッション」を明記し、大会専用メールアドレス:jaas-autumn[@]npo-ochanomizu.org ([@]を@に置き換えてください)までお申し込みください。ご参加申し込みにつきまして、大会実行委員会より11月20日(月)以降お返事を差し上げます。当日はそのデジタルデータ、または印刷したものをお持ちください。

2023年年度秋季大会プログラム

11月25日(土)
10:00-12:00 自由応募分科会1/自由論題1-3
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 自由応募分科会2/自由論題4-7
15:15-17:45 共通論題
18:00-20:00 懇親会


10:00-12:00 自由応募分科会1/自由論題1-3

自由応募分科会1 「アジアの文化冷戦」

司会:森口(土屋)由香(京都大学)

報告1:藤岡真樹(京都大学)
「1960年代の日米間における「近代化」論争:箱根会議における価値体系と歴史認識をめぐる断層」 要旨

報告2:小林聡明(日本大学)
「韓国研究支援をめぐる韓国の対西ドイツ外交:1960-80年代」 要旨

討論:川島真(東京大学)、市原麻衣子(一橋大学)

自由論題1 「アジア政治」

司会:益尾知佐子(九州大学)

報告1:相田守輝(防衛研究所)
「江沢民期の国防建設:空軍現代化を中心に」 要旨

報告2:髙城建人(京都大学)
「李承晩政権初期韓国における政府形態論争に関する研究:1950月3年と1952年1月の憲法改正案の内容と国会での審議分析を中心に」 要旨

討論:益尾知佐子(九州大学)、磯崎典世(学習院大学)

自由論題2 「中国の経済・産業政策」

司会:金澤孝彰(和歌山大学)

報告1:劉亜静(広島修道大学)
「Impact of Government Guidance Funds and Local Financial Environments on Chinese Industrial Enterprises’ Performance」 要旨

報告2:早田 寛 (慶應義塾大学院)
「2000年代の中国における『東北振興』プロジェクトと対外開放:遼寧省の対外開放をめぐる政策過程」 要旨

討論:甲斐成章(関西大学)、門闖(大阪産業大学)

自由論題3 「金融」

司会:金京拓司(神戸大学)

報告1:奥田英信(帝京大学)
「カンボジア銀行業の資本構成とプルデンシャル政策への含意」 要旨

報告2:孫盈盈(大阪産業大学院)
「清末中国内陸市場における山西票号の金融活動に関する研究」 要旨

討論:齋藤純(アジア経済研究所)、蕭文嫻(大阪経済大学)

13:00-15:00 自由応募分科会2/自由論題4-7

自由応募分科会2「アジアの社会保障制度の位相:先進福祉国家とは何が違うのか」

司会:大泉啓一郎(亜細亜大学)要旨

報告1:金成垣(東京大学)
「韓国の社会保障制度改革にみる『脱キャッチアップ的挑戦』」 要旨

報告2:Nguyen Viet Tiep(東京大学院)
「ベトナムにおける社会保障制度のゆくえ」 要旨

報告3:三好友良(元・在タイ日本大使館専門調査員)
「タイの社会保障制度の変遷と現状: 中所得国における高齢化に着目して」 要旨

討論者:中西宏太(帝京大学)

自由論題4 「中国政治」

司会:鈴木隆(大東文化大学)

報告1:周俊(同志社大学)
「ものを言う大衆:現代中国における陳情の制度的起源と実態」 要旨

報告2:金貝 (東京大学)
「パンデミック下の市民社会:中国都市部の市民社会に関する一考察」 要旨

報告3:邱雪峰(慶應義塾大学院)
「中華人民共和国における知識人管理体制の構築:1956 年の知識人問題会議に至る政治過程」 要旨

討論者:内藤寛子(アジア経済研究所)、鄭黄燕(東京大学)、諏訪一幸(静岡県立大学)

自由論題5 「東南アジア政治・ガバナンス」

司会:永井史男(大阪公立大学)

報告1:長谷川拓也(東洋大学)
「インドネシアの地方自治体における使い捨てプラスチック製レジ袋禁止令の政策波及」 要旨

報告2:浅見靖仁(法政大学)・松本朋子(東京理科大学)
「タイの有権者の投票行動の地域間格差:2023 年 5 ⽉の下院議員選挙における投票所レベルの開票デ
ータの分析に基づく考察」 要旨

討論:森下明子(立命館大学)、玉田芳史(放送大学)

自由論題6 「企業と経済成長」

司会:三重野文晴(京都大学)

報告1:佐藤百合(国際交流基金)
「サプライヤーは多国籍企業との取引関係のなかで持続的成長ができるか? インドネシアとベトナムの二輪車産業の比較研究」 要旨

報告2:徐鈺蕊(立命館大学院)
「中国製造業プラットフォームの発展―瀋陽機床集団を事例に」 要旨

報告3:盧倩(城西国際大学院)
「拼多多社のマーケティング戦略の研究―生産者、プラットフォーム運営者、消費者の三者による価値創造の可能性を中心に」 要旨

討論:佐藤隆広(神戸大学)、中川凉司(立命館大学)、厳善平(同志社大学)

自由論題7 「中国の労働政策」

司会:和田一哉(金沢大学)

報告1:許楽(慶應義塾大学院)
「中国における『子女代替就業政策』の生と死」 要旨

報告2:真殿 仁美(城西大学)
「中国の障害者就業政策の展開:障害者の就業促進に向けた取り組みと課題」 要旨

討論:澤田ゆかり(東京外国語大学)、寺本実(アジア経済研究所)

15:15-17:45 共通論題「グローバリゼーションとその反転: アジアの半導体関連産業の事例を中心として」 趣旨文 要旨集

司会: 町北朋洋(京都大学東南アジア地域研究研究所)

報告1: 佐藤幸人(アジア経済研究所)
「台湾:グローバル化のなかの半導体産業の集中と脱グローバル化における強いられた分散」 

報告2: 吉岡英美(熊本大学)
「グローバリゼーションと韓国半導体産業―企業戦略と産業政策の展開―」 

報告3: 梶谷懐(神戸大学)
「中国の産業政策をどのように評価するか」 

報告4: 佐橋亮(東京大学)
「米中対立とアジアの地域化、グローバリゼーションの将来」

討論: 清水一史(九州大学)、竹中千春(立教大学)